ヒメゲンゴロウ
ゲンゴロウ科　ヒメゲンゴロウ
日本にいるゲンゴロウの仲間は１３０種類くらいあり、そのなかでも一番大きいゲンゴロウにゲンゴロウの名が付いている。他のゲンゴロウはほとんどが小さい。名も、コガタ、ヒメ、マメ、コツブ、チビ、など小さいことを指す名がたくさんある。 　ヒメゲンゴロウも小さいが、昆虫や小魚を餌にする肉食昆虫。体長は１１ｍｍ～１３ｍｍ。池や川など止水の水たまりを好む。絶滅危惧種１類のゲンゴロウの仲間だが、ヒメゲンゴロウは、まだどこでも見られることが多い。 　日本固有種のゲンゴロウが姿を消しつつあるのは、農薬や外来種による被害が大きい。ブラックバス、ブルーギルなどの魚に加え、アメリカザリガニ、ウシガエルなども天敵だ。